アシュタンガヨガ/マイソールクラスについて

・マイソールについての書き込みです。

(2012.4.27、まだNYCさんがあった頃のfacebookPageへの書き込み)

 

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フナツのヨガの練習のことを書きます。
ちょっと長い書き込みですので、興味がない人はスルーしてね。

今朝は久しぶりのマイソールでした。
B先生いつもアジャストありがとうございます。

それから、マイソール仲間のみなさんにも感謝です。

もちろん、特に仲良くしていたりだとか、何かお世話になっているってわけではなく、みんなそれぞれ自分自身のための練習を、自分のペースで練習しているだけなんですけどね。

でも、同じ「場所」で、同じ(ような)目的のために練習している大切な仲間です。
一心不乱にみんなで何かを練習するという雰囲気はなかなかいいものです。

(いつものNYCさんですが)朝のスタジオは、他の人の呼吸の音しか聞こえない場所、たまにアジャストするB先生の声が聞こえるくらいの、静かな集中できる「場」って感じでなかなかいいです。

「修行の場」とまでは言い過ぎかもしれないけど、なんとなくフナツにはそんな感じがしています。

そして、WSでもいつも強調するのですが、志を共有する人々と「場を共有する」ということはとても大切なことですね。

えーと「マイソール」というものを知らない人のために少々説明しますが、フナツが現在やっているヨガは「アシュタンガヨガ」といって、練習するポーズとその順序さえ覚えれば、あとは自己練習ができるというタイプのヨガなんですね。

そしてマイソールクラスとは、そのほとんどが早朝から朝にかけて行われ、その間の好きな時間にスタジオに行き、ヨガマットを敷いて、決められた順序で自分なりの個人練習をするというクラスです。そしてそのそれぞれの個人練習を「ヨガの師」が見ていて、必要であれば指導をするという、インドでは古くから行われてきたスタイルのクラスのことなのです。

実は、みんなでインストラクターの指示に合わせてポーズをとるというヨガクラスは、欧米で始まったタイプのヨガクラスなんですね

マイソールクラスでは、「ヨガの師」はそこに来て練習している人たちの様子を観察し、必要だと考えたら、その人のポーズにそっとアジャスト(調整、修正)を加えます。

えーと、でも、そもそもアシュタンガヨガという種類のヨガが大昔からあったわけではなく、アシュタンガヨガと名付けられた「ヨガの修行のやり方のひとつのパターン」があると思ってください。そもそもアシュタンガという言葉はヨガの用語で、8つの枝、いわゆるヨガにおける大切な8つの規則のことを指します。

長くなってしまうので説明は省きますが、あくまでも現代においてアシュタンガと呼ばれているヨガのスタイルがあって、自己練習が中心であり、それを練習する場所と時間の中心となっているのがインド古来のマイソールクラスであるということです。

このスタイルは便利というかとても都合がいいです。

まず、全世界、もちろん日本中どこでも、マイソールクラスがあれば、どんなスタジオだろうと同じことをやっているので、飛び込みで参加できる。もちろんアシュタンガヨガを教えているスタジオも世界中、そして日本中にたくさんあるので大丈夫といえば大丈夫なんですが、インストラクターによって、またそのスタジオの方針によって、けっこう違う教え方をしているところもありますし、雰囲気が全然違うことがよくあります(というかフナツはそういう印象を持ちました)。

その点、マイソールクラスなら、自己練習ですから自分のペースでできます。自分の身体の調子を考えて、いつもと違うこと(順序が決められたポーズを減らしたり、増やしたり)もできます。自分のために必要だと思ったら、そして「師」が適当だと認めるなら、独自の練習ややり方だって可能です。あくまでもアシュタンガヨガの基本(順番とか決まり)は守った上で。

さらに、マイソールクラスの時間内なら(たいてい3〜4時間と幅があります)、好きな時間に行って、好きな時間に帰ることができる。必ず何時までに集合とか、何時までは帰っちゃいけない、なんてことがない。今日は忙しいから30分だけとか、今日は時間があるからあそこまでできるなとか、ここまでやったから今日は帰ろう、なんてことができるわけです。くどいようですが、あくまでもアシュタンガヨガの基本(順番とか決まり)は守った上で。

忙しいフナツにとってこれがありがたい。

まだまだフナツがやっているのは、プライマリーシリーズ(英語の意味でもわかるように「初級の」ってことね)の半分、「ハーフプライマリー」っていうんですけど、そしてそのハーフプライマリーにはスタンディング(立ってやるポーズの組合せ)とシッティング(座ってやるポーズの組合せ)があり、最後に仕上げのポーズ(初級・中級そして上級など、どんなシリーズでも変わりなく最後に行うポーズの組合せ)があるんですけど、その中の「スタンディング」と「仕上げ」のポーズ、その二つだけです。

勝手にクォーターシリーズと自分で名付けているんですが、それをやっています。
じっくりやってもほぼ1時間で終わります。いろいろ省けば30分でもできます。

もちろん、一緒に練習している仲間たちはスタンディングもシッティングもきちんとやっている人がほとんどです。ハーフではなく「フル」プライマリーまでやっている人もいます。プライマリー(初級)ではなくインターミディエット(中級)をやっている人だっています。

フナツはトシを考えてセーブしてるんです(って言い訳ですが・・)。

ケン先生も言ってます。
以前ここにも書きましたが、「ヨガのポーズのために人生があるのではなく、より良い人生のためにヨガがある」わけですから、ほどほどに長く続けられるほうがいいのです。

だから忙しくても続けられます。

そして30分や1時間といっても、というか時間に関係なく、気持ちのいい汗をかき、心と身体のバランスがうまくとれるようになり、そしてリラックスして心も身体も解放されるひとときを持つことができます。

マイソールが終わったあとは、だから「笑顔でお疲れさま」です。

あー、どんどん続きそうなので、このくらいにします。

マイソール、「いいね」ってことで。